粉砕分科会
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粉砕分科会とは
設立当初から活動している7分科会の一つである。粉砕技術は幅広い産業分野で取り入れられており、現在の日本の先端技術の礎として活用されている。この分野での日本の技術レベルは世界のトップレベルにあるが、さらに所望する粉体特性(粒子径、粒子径分布、粒子形状など)を持つ粉体粒子の製造技術を追及している。専門分野における現在の技術レベル、今後の動向と分科会活動について
1)粉砕は、あらゆる生産プロセスの出発点であり、基盤から先端産業に至るまで幅広く利用されている。当分科会では、メーカの情報収集とユーザとの交流などを促進する本会合の開催を進めて行く。2)粉砕技術を基礎とした粒子複合化、粒子合成などへの新展開、粉砕技術の先端分野への応用、さらにはIoT、AIなどを活用した粉砕プロセスの変革が、世界的に活発に展開されている。当分科会では、産学連携などを通じて、積極的に情報収集、技術交流を進めて行く。
3)粉砕技術は、ものづくりの基礎となるものであり、我が国の産業発展に極めて重要である。この分野の人材育成、粉砕技術の普及啓発を進めるために、若手からベテランまでの教育活動を充実する必要がある。
4)我が国がリードする粉砕技術の国際的な展開が、国際的な市場拡大に極めて重要な役割を果たすことから、台湾での国際シンポジウムの成果を基礎として、国際交流をより一層積極的に推進する必要がある。
当年度事業計画の概要と運営方針
- 中期活動テーマ
1)粉砕の重要技術、最新技術、ユーザの潜在的ニーズを分析して、これらを分科会のテーマとして取り上げ、
メーカとユーザとの交流を促進する充実した本会合を目指す。
2)粉砕に関する産業界・学界の交流を通じて、粉砕技術に関する最新の情報を参加者に提供する。
3)粉体エンジニア早期養成講座などを通じて、粉砕技術の教育、普及啓発に努める。
4)粉砕技術に関する技術者再教育や国際交流のための企画を検討し実施する。 - 2021年度の事業計画の概要と運営方針
1)分科会は年2回開催する。第1回は㈱LIXILにて6月に開催予定であり、混合・成形分科会と合同で開催する。新型コロナウイルス感染症の状況も考慮して、開催は会場とオンラインを併用したハイブリッド方式とする予定である。第2回は宇部興産㈱にて11月に開催予定であり、粉体シミュレーション技術利用分科会と合同で開催する。この分科会についても、状況に応じてハイブリッド方式での開催を検討の予定である。
2)共催行事として、(一社)粉体工学会主催の「芸術と粉体工学に関するワークショップ」を9月頃、女子美術大学にて開催し、産学の交流を図る。
3)粉砕技術者養成講座では、受講者を「若手からベテランまで」と拡大し、粉砕実習と合わせ、粉砕現象やそのプロセスに対する理解を深めるための機会とし、さらに発展・充実させる。
4)日本・台湾シンポジウムが好評だったことから、成果を踏まえ、さらに新しい企画を行う。当初2021年11月下旬に台湾での開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症の状況も踏まえ、2022年以降の開催を検討する。国際交流は先端技術の理解および国外ユーザとの接点という観点からも重要である。
世話人
コーディネータ | 大阪大学 | 内藤 牧男 |
副コーディネータ | 東北大学 | 加納 純也 |
代表幹事 | アシザワ・ファインテック(株) | 石井 利博 |
副代表幹事 | (株)日清製粉グループ本社 | 湯蓋 一博 |
幹事 | (株)栗本鐵工所 | 板倉 克仁 |
幹事 | (株)アーステクニカ | 上野 明紀 |
幹事 | 東京アトマイザー製造(株) | 海老原 尚 |
幹事 | 日本コークス工業(株) | 椎名 啓 |
幹事 | (株)広島メタル&マシナリー | 白井 健市 |
幹事 | (株)セイシン企業 | 津吹 幸久 |
幹事 | 大塚製薬(株) | 戸田 正文 |
幹事 | ホソカワミクロン(株) | 笹辺 修司 |
幹事 | 古河機械金属(株) | 松枝 敏晴 |
ロードマップ
活動報告
2021年11月25日
合同分科会 報告(粉砕&粉体シミュレーション技術利用)
2021年6月17日
粉砕分科会 報告
2019年10月11日
粉砕分科会 報告
2019年7月22日
粉砕分科会 報告
2019年2月13日
粉砕分科会 報告
2018年9月5日
合同分科会 報告(粉砕&集じん&粉体シミュレーション技術利用)
2018年3月14日
粉砕分科会 報告
2017年8月17日
粉砕分科会 報告